骨盤ダイエットの基礎知識

骨盤と一口に言いますが、1個の骨をさしているものではありません。

 

脊椎から続く仙骨(せんこつ)を中心にして、その下部に尾骨がつづき、両側には腸骨=腰骨が、仙腸関節(せんちょうかんせつ)でつながり、さらに腸骨の下部前方に恥骨、後方には坐骨といった、多くの骨から構成されている骨格を総称したものです。

 

ご存知のとおり、この骨盤は我々人間の体のほぼ中央に位置し、上半身と下半身をしっかりつないでいます。

 

ほとんどが4本足で歩く哺乳動物のなかにあって、長い進化の過程の果てに、2本の後ろ足のみを使い、直立して歩くことを果たした人間を支える、まさに要ともいうべき、最も重要な骨組みといえるでしょう。

 

正しく直立した時には、骨盤は前方へ、およそ30度の角度で傾きます。

 

背筋、腹筋、大腿筋などの周辺の筋肉、腱などが、この正しい姿勢を保っています。

 

実はここには、大変微妙なバランスが存在しているのですが、『前方へ30度傾く』という、この骨盤の角度が後方へズレても、また前方に傾きすぎても、このバランスは崩れてしまいます。

 

その結果、腰痛などの体の各所の痛み、様々な体調不良といった、様々なトラブルを引き起こしたり、あるいは体形の崩れの原因ともなるのです。

骨盤が支えるもの

骨盤を中心にして、下部は2本の足が大地を踏みしめ、上部には脊椎が伸び、人体の司令塔である脳を支えています。

 

また、内部には腸や膀胱などの臓器があり、その内臓周辺の、腹部大動脈・大静脈の太い血管、神経を保護しています。

 

そして女性にとっては、子宮、卵巣、妊娠中の胎児を守るための、堅固な城壁のような役割も果たしているのです。

 

さらに骨盤は、常に同じ形に固定されてはいません。

 

自律神経の作用や体内のリズムによって、ゆるんだりしまったりを繰り返しています。

 

これはどういうことかというと、活動を司る交感神経と、休息を司る副交感神経の働きによるものです。

 

たとえば朝は、活発な活動のために交感神経が作用して骨盤をしめ、夜は副交感神経の作用で骨盤はゆるみ、安眠を促します。

 

また女性にとって月経は、最も重要な体のリズムですが、この時期には、通常骨盤をゆるませる副交感神経が優位になります。

 

つまりこれらのコントロールが、日常生活の過剰なストレスなどによって滞り、正常に行われないことが、生理痛などの不快な症状の要因でもあります。

 

すなわち骨盤は、上半身と下半身のバランスを正常に保ち、人体のサーモスタットのような役割も果たしているのです。

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